建設許可を得た
「農業用施設」という解。

今回のプロジェクトでサポートさせていただいた企業は、金沢でクラフトビールを造っていらっしゃる醸造所です。ある時、東山にある店舗へ私と武部とでお伺いすることがありました。そこにたまたまいらっしゃった社長さんとお話していくなかで、もっと多くのお客様にビールを提供したいという想いを知り、建物付きの製造工場をお探しするお手伝をさせていただくことになりました。

ホップや大麦を育てることができる環境を探さなければならない…つまり自然環境に溢れてる場所に工場を探す、ということが今回のミッションでした。金沢でそういった場所がなかなか見つからず、希望条件に合った土地を探すのに苦慮したことを今でも覚えています。

最終的な成約にたどり着くまでに一年という歳月を費やしました。金沢の東町に決まったのですが、ここで難局に見舞われることとなります。売りに出ていた土地ではあったのですが、その土地は市街化調整区域とよばれ、基本的には建物を建てることができない区域だったのです。それでもやはり環境的にはビールの製造に適していたため、諦めるわけにはいきませんでした。この区域で建設許可を得る術を模索する日々が続くことになります。まずは金沢市からの許可が必要だったため、諸手続きからスタートしていきました。そして模索と苦難の連続のなかで、解決の糸口をやっと掴むことができたのです。それは、「農業用施設」として金沢市から許可を得る、というものでした。ビール製造がなぜ「農業用施設」なのか、と疑問に思う方も多くいらっしゃるかもしれません。しかしながらビールの過程で行うホップや大麦を育てることは、とても農業に近いのです。成約までに一年費やしましたが、お客様にそこまで待っていただけたのは信頼関係が築けていたからだと感じています。僕自身、お客様からの信頼を得るために重要視してることは、お客様に対して早く行動するということです。たとえば、すぐにご返答のご連絡をする、といったことですね。売買後も店舗のレセプションにもご招待いただいたりしています。そういった関係性を作れているのは僕にとっても自信につながりましたし、そういった意味でも心に残っているプロジェクトでした。

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