売主様と買主様の
win-winをめざして。

ある大手自動車販売店は当時、本社屋を借地に建設していたのですが、その土地を返却することになり、急ぎで移転先を探していま した。当社も移転先の用地探しを依頼されておりました。いくつかの土地を御紹介させて頂きましたが、本社の移転とのことで、1500坪の広さを求めておられるとのこと、修理工場も併設されますので用途地域の指定も有り、なかなか良い土地が見つからない状況でした。そういった手詰まりな状況下で、あるパチンコ店経営の方から御相談を受ける機会があったのです。パチンコ業界というと、時代の流れからどんどん大店舗化していっています。しかしながら、そのパチンコ店の立地は1500坪もの面積はあれこそ、これ以上広げる術のない土地でした。時代の流れと立地のギャップに関して将来的な不安があり、売却を検討してくださいました。その土地を自動車販売店の方にご紹介したところ、 大変気に入っていただけたのです。

パチンコ店の方は、創業者思いいれの店舗を本当に手放していいのか、閉めたら従業員はどうなるのか、といったことで大変悩んでいらっしゃいました。何度も打ち合わせを重ね、最終的に店舗を畳むことを決意されました。自動車販売店の方にはもしかしたら少々高い買い物だったかもしれませんが、立地もよく条件も満たしておりましたので、大変喜んでいただけました。また、その後の北陸新幹線効果で周囲の地価が高騰する中、むしろ良い買い物であったかとも感じております。

土地売買の話が纏まり、その後一定の期間をおいて所有権移転となりました。双方の企業様の間に立ち決済当日となりましたが、とても緊張したのを覚えています。その頃にはその後建設される新店舗のパースや縮小版のモデルを見せていただき、私もまたその完成を楽しみにしていました。現在では既にオープンし、そのお店の立派なことといったら感動しきりです。このオープンに際し、自分が微力ながらもお手伝いさせて頂けたことを本当に嬉しく思いました。当社でもそちらから社用車を一台購入し今もお付き合いを続けさせて頂いております。私事ですが、たまたま母にこの仕事の話をしましたら、「あんたがお世話になっているなら。」と母も一台車を購入してくれました。

売主様と買主様の間に立ち、その双方に喜んで頂くことが理想の仲介の仕事です。その為の苦労が報われればそれが一番の喜びです。当社では、金融機関とのお付き合いからお客様を御紹介頂くケースも多く、なかには苦しい状況の中、「売らければならない」という切羽詰まった立場のお客様のお手伝いをさせていただくこともあります。そうした方々の立場や辛さや寂しさをきちんと理解して、Win-Winとまでは言えないかもしれませんが、最終的には「それで良かった」と思えるような商いになるように心がけています。

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