『東京の物件の不動産売買の仲介をお願いできませんか？』とのご依頼がありました。ご依頼主は、以前より当社と長くお付き合いがあり、金沢の他にも他県に不動産を所有している法人のお客様です。私自身、以前も他県の不動産売買を仲介させていただいた経験がありますが、東京の物件の仲介は初めてでした。
購入希望者はマンション建設用地として検討しているとの事ですが、対象地にはお客様の事務所があり、ご依頼いただいた当時も稼働している状況でした。さらに、今後も同じ場所での営業をご希望との事。そのため、まずは一旦事務所を移転し、マンション建設後にその建物の一部を事務所として買い戻すという計画で進めることになりました。
事務所の移転も絡むプロジェクトのため、お引渡しまでにトラブルのないよう、慎重に進めていきました。特に調査には時間を割きました。北陸と東京では法令も大きく違うからです。また、今回のプロジェクトに関わる方達と距離がある分、意思の疎通が難しいと感じる場面もいくつかありました。スムーズに進めるためには、お客様はもちろん、プロジェクトに関わる方とのコミュニケーションはとても大切なものです。伝達事項や確認事項は漏れのないよう詳細までやり取りを記録に残し、お客様や関係者へ正しく伝えるよう心掛け、ご質問に正しくお答えできるよう努めました。
その結果、お話しを頂いてからやや時間はかかりましたが、大きなトラブルもなく、スムーズにお引渡しまで進むことができました。お客様やプロジェクトに関わる方達とのコミュニケーションがきちんと図れた事や、事前調査を怠らなかった事もこの結果に繋がっているのでは、と思います。長くお付き合いのあるお客様に喜んでいただけた事に安堵するとともに、売主様・買主様双方が求める結果をご提供できたことを誇りに感じています。
