金沢市内の土地には、境界が不明瞭なまま長年放置されていたエリアがありました。所有者はもちろん、周辺住民もどこからどこまでが誰の土地なのか分からず、不安を抱えながら過ごしていました。

そんな中、ある介護事業者がこの土地の購入を希望しました。しかし、隣接する市が所有する土地との間に越境問題があることが判明。さらに、売主は土地を貸していた店舗への対応も迫られていました。

私たちはまず、周辺の地権者を一軒ずつ訪ね、時間をかけて信頼関係を築きました。測量結果が予想と異なる部分もありましたが、話し合いを重ねることで納得を得ることができました。さらに、越境問題についても慎重に交渉を行い、スムーズな解決に導きました。

最終的に、買主は希望していた土地を問題なく取得でき、売主もスムーズに契約を進めることができました。また、借主に対しても、代替地を確保し、新たな事業拠点を提供することができました。地域の資産価値が向上し、関係者全員にとって良い結果をもたらしたプロジェクトとなりました。